はじめに
英国のスタートアップ企業であるPineapple Technology Ltd様が運営するincident.ioに関連したブログ The Practical Guide to Incident Management のポイントと解説
ポイント!!
- オンコール手当には一概に適した方法があるわけではなく、企業の規模や伝統的な慣習、インシデントの深刻さなどに依存する異なる手当方法が存在する。
- 一般的な手当モデルには追加の支払いが無しの場合もあり、従業員は追加報酬を得ずにオンコールに参加するか、オンコールの責任が通常の給与に組み込まれることも考えられる。
解説
オンコールの必要性を説明した次のタイミングで早々に手当・報酬に言及しているところが素敵だなと思いました。
記事の中にも「善意or強制で追加の支払いが無いだと、燃え尽き症候群、転職のリスクがある」と書かれています。その通りで、現場レベルでは問題になっていますが、なかなか日本だと言及が少ないですよね。
ちなみにincident.io社だとオンコール手当として週350ドルで、数回対応想定らしいので、結構支払ってますね。見習わねば・・・
大規模になった時に巻き込まれた人への「対応インシデントの数」に応じて支払われるべきと書かれていて、たしかに今まで全部無報酬だったので、私自身が考え直す必要があります。
用語
オンコール手当:システム障害への対応に備える専門家への支払い、通常は非常勤勤務や非定時の対応時間に対する報酬ことを指す。
執筆責任者
野村浩司
野村浩司
「3カ月で改善!システム障害対応 実践ガイド」著者
野村浩司:金融システムの開発保守運用と改善を12年担当。7年にわたり合計約 1000 件の障害事例を分析。システム障害対応の改善では、アラートを9割削減。
野村浩司:金融システムの開発保守運用と改善を12年担当。7年にわたり合計約 1000 件の障害事例を分析。システム障害対応の改善では、アラートを9割削減。